全力を出し切る?~大人女子は「ペースを守る」が正解!

大人女子テニスの考え方

「もっと全力で行け!」
試合や練習で、そんな言葉を言われたことはありませんか?
家事や仕事、家族の予定、その合間にやっとコートに立っている大人女子テニスでは、がんばり過ぎは禁物です。
だからこそ、「全力で」やりたい気持ちはあっても、現実的には難しい。体力だけではなく、気持ちの余裕も必要です。
今回は、大人女子テニスプレーヤーが感じている「全力を出し切れない理由」と、その上で、もっとテニスを楽しむための考え方をお話しします。

大人女子テニスでよくある悩み

大人になってから続けているテニスは、学生時代の部活などとは環境が大きく違います。
時間も体力も限られている中でプレーするのですから、思うように全力を出せないと感じる人も少なくないでしょう。
まずは、多くの大人女子が感じている「あるある」を整理してみましょう。

ケガのリスク

大人のテニスでは、ケガのリスクを無視できません。
もし足を痛めたり、腕を傷めたりすれば、仕事や家事に影響が出ることもあります。
そのため、無意識のうちにブレーキがかかってしまうのは自然なこと、防衛本能です。

その日の体力を全て使い切る訳にはいかない!

帰宅してからの家事、翌日の準備…。学生の頃のように「倒れるまで動く」という訳にはいきません。体力を全部使ってしまうのが怖いと感じることもあります。
大人女子のテニスは、体力配分を考えながらのプレーがマストなのです。

予定が頭をよぎる

「何時までには帰宅して、夕飯を…」「渋滞が始まってしまうかも」「帰りに買い物をしないと」「明日は朝が早いな」試合中でも、そんなことが頭に思い浮かぶこともあるでしょう。どんなに、テニスに集中したい気持ちはあっても、生活と切り離すことはできません。

テニスを人生を充実させてくれる相棒にするために!

「全力で」の意味合いを、「倒れるまでプレーする」ことのように感じていると、そんな風にはプレーできない自分をネガティブに感じることがあるかもしれません。大人女子のテニスには、学生時代とは違う楽しさや価値があることを確認してみましょう。

自分の「ペースで」続けられる

大人のテニスは、誰かに強制されるものではありません。自分が楽しみたいから続けているスポーツです。
だからこそ、無理をせず自分のペースで続けることが大切です。

勝ち負けだけではない楽しさ

もちろん試合になれば、勝つことを目標にプレーするのは当然です。そして、勝てた時はうれしいものですが、大人のテニスの楽しみはそれだけではありません。仕事や家族の繋がりとは違う仲間と、プレーしたり話したりする時間の楽しさ、また少しでも「上達した!」と感じる瞬間の大きな喜びは、何にも代えがたいものでしょう。

生涯に渡って、長く続けられる

大人女子テニスの一番の魅力は、生涯スポーツとしてこの先何年も続けていけること。ライフステージによって、その取り組みが変化することはあるかもしれません。でも、まだまだまだまだ、続けていける=進化することができる、これが大きな楽しみのひとつと言えます。

大人女子がテニスを楽しむために

1本のエースで、「これでおいしいビールが飲める!」といった楽しみもよくわかります。でも、実際のテニスのゲームはとても長いのです。もしも、1ポイントも相手から奪えなかったとしても(こんなことはめったにありませんが)、6ゲームで24ポイントはあります。このことを踏まえて、少し視点を変えてみましょう。

ラリーのペースを守る

「全力」について考えてみましょう。「体力を100%使う」ことを全力だと考えて、スピードを上げよう、パワーショットを打とうと思っていませんか?速いボールを打てば速いボールで返ってくる。力を込めて打とうとすれば、体がブレ、ミスショットをするリスクが高まる。自分にとって、動きやすいスピードのボールで、リスクの少ないショットを意識して、自分好みの「ペース」でゲームを進めることに「全力」でいきましょう。

ゲーム進行のペースを守る

相手がゲームの中で「ノッてきたな」と思うと、急にポイント間やチェンジコートのペースが早くなり、気が付けば大量リードされていることがあります。そんな時のために、自分の通常のペースを保つルーティンを持ちましょう。よく見るわかりやすい例では、サービス前にボールをつく動作がありますね。リターン位置に構える時に最後の数歩は必ず歩くようにする、上空を見上げて深呼吸をするなど。もちろん、「ポイント間25秒、チェンジコート90秒のルール内で」ではありますが。焦らない、焦らない。

練習頻度のペースを守る

試合前に、ぐぐっと練習頻度を上げる方がいます。お気持ちは、わかります。でも、できるだけ通常運転の中で、通常のプレーができることを心掛けておくことが試合では活きます。もちろん、時間に余裕がある時は、贅沢に時間を使っての練習もいいですよね。ただ、余裕の無い中で無理をしてテニスに時間を割くと、かえって集中できない場合があるかもしれません。無理のないペースを見つけて練習しましょう。大切なのは、テニスを楽しみながら続けていくことです。

よくある質問

Q.「もっと全力で!」とペアに詰められます。私は全力でやっています。どうすればいいですか?

ペアの方に「その全力は何を指してるの?」と聞いてみましょう。わからないことは、やることはできません。一方で、ペアの方は、「もっとできるのに、なぜやらないの?」と感じていて、強く言ってくる可能性がありますよね。あなたに期待している訳です。「重い!」と感じるのなら苦痛かもしれませんが「期待されているのか!」と晴れがましい気持ちになったのであれば、まだまだ強くなれるペアです。

Q.学生時代別のスポーツをやっていたこともあり、全力で取り組んでいるつもりですが、どうも空回りしていて、うまくいきません。どうすればいいですか?

「全力でやれば結果が出る」と考えていませんか。この場合の結果が「勝つ」ことだとして、トーナメントで最後まで勝つのは、優勝者のみです。また、テニスのゲームは長い。「全力で」よりも、ほどほどの一定のペースで戦い抜く方が、結果は出やすいと考えます。全力を出せたポイントがいくつかはあっても、同じ気力体力集中力で全てのポイントには向き合えない。同じ熱量でペアがプレーできるかも疑問です。そして、もしも全力が出せたとしても、勝てない試合もあります。それがテニスです。少し方向性を変えて、取り組んでみませんか。

まとめ

「今回のポイント3つ」

1.自分にとって心地いいペースを持つ
2.怪我のリスク下げる
3.テニスをまだまだまだまだ長く楽しむ
テニスのゲームが長いように、テニスの楽しみ方もライフステージごとに形を変えていきます。
特に、大人女子ダブルスは先が長いですから、他の投稿もぜひ参考にして、近道を行きましょう!

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